樫の木坂
2008 / 07 / 09 ( Wed )
江戸時代、箱根は東海道の難所で、「樫の木坂」といわれる険しい坂がありました。

東海道名所記」には、

けはしき事、道中一番の難所なり。
おとこ、かくぞよみける、

 「樫の木のさかをこゆればくるしくてどんぐりほどななみだこぼるゝ」

と書かれています。

どんぐりほどの涙とは面白い表現ですね、そのきつさがよく伝わります。

「樫の木坂」は昔、樫の木が辺りにあったことから名前がついたそうです。
江戸方面から、さいかち坂、樫の木坂、猿すべり坂と
木の名前のついた坂が続いています。


<おまけ>
江戸時代には、江戸では五月の端午の節句の時には
家で柏餅を作る人のため、柏の葉を売る行商人がいたそうです。

また「東海道名所記」には、静岡県の二川(猿が馬場)の名物として、
柏餅」が紹介されています。
広重の「東海道五十三次」の二川の絵にも「かしわ餅」屋さんが描かれていますので、
当時、二川の「かしわ餅」はかなり有名だったようです。

上記の「東海道名所記」の本に併せて収載されている「東海道分間絵図」を見ると、
一里塚のところに、「エノキ○(本)」
と書かれていることが多く、
一里塚には目印として、とくにエノキの木が植えられていたとがわかります。
(エノキの次に松と書かれているのが多かったです)

エノキといえば、国蝶のオオムラサキの幼虫が葉を食べるほか、
羽が綺麗で、国宝「玉虫厨子」に使われていることで有名なタマムシ(ヤマトタマムシ)
の成虫(葉)、幼虫(木)が食べる木です。
タマムシは環境が悪いと長生きする
著者のタマムシの飼育法(が確立するまでの過程)が紹介されている本です。
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