団栗を噛んだ音
2008 / 07 / 12 ( Sat ) 柳田國男全集の日本昔話集の中に、
埼玉県川越市の「団栗を噛んだ音」という昔話が載っています。 「団栗を噛んだ音」(内容要約) 山に薪拾いに行ったおじいさん、 日が暮れそうになったので、山を降りてくると、 ふと足元にどんぐりが落ちているのを見つけ三つ拾いました。 まだ家につかないうちに、日が暮れたので仕方なく、 麓の破れたお堂に一晩泊まることにしました。 寝ていると真夜中頃、鬼たちの立てる騒々しい音で目を醒まします。 恐ろしさのあまり震えていましたが、ふと思い出してどんぐりを口で噛むと、 その音を聞いて鬼たちは家のつぶれる音と思い逃げ出しました。 翌朝見ると、床の上には黄金や白銀がいっぱい散らかっていたので、 それかき集めて大喜びで家に帰りましたとさ。 隣りに住む悪いお爺さんが、その話を聞くと羨ましがって・・・ この先はよくあるお話と同じです。 類似した昔話をいくつか読んだことがありますが、 どんぐりを噛んだ音というのがおもしろいです。 この昔語を作った人はどんぐりをよく噛んでいたのかな?? スポンサーサイト
|
|
| ホーム |
|