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どんぐりした感じ
2008 / 10 / 02 ( Thu )
小説家・詩人として知られる室生犀星の随筆「駱駝行」の中に、
どんぐりした感じ」という表現が使われています。

駱駝行」は室生犀星が、中国北部(当時の満州)に訪れたときの随筆で、
世界遺産にもなっている「明・清王朝の皇帝墓群」の中のひとつの
昭陵(北陵):清の太宗皇太極(ホンタイジ)の陵墓
(「駱駝行」では、清朝第二代太宗文皇帝の陵墓と書かれています)
の石獣を表現するなかで使われています。

その一説を抜き出すと、
「私には碧甍や黄瓦、紅梁などには眼を奪はれなかつたが、石獣の群が美しかった。
獅子、貔貅、石馬、駱駝、象ばどを石で丸抜きにした見事な各獣が、
磚道の両側に程宜くならべられてゐて・・・(中略)・・・
貔貅のどんぐりした感じや駱駝や象の巧みな間伸びのした表現にも心が惹かれた。
殊に石馬は太宗の乗馬を型取つた寫生的なものであるさうだが、
よく肥つて豊かな感じがあつた。」となっています。

「どんぐりした感じ」というのがどんなものか気になって
ネットでその貔貅(ひきゅう)の写真がないか探してみて、なんとかそれらしい?
黒っぽい石で作られた像の写真を見ることができました。
正面から見ると、すこしずんぐりしたような姿をしていました。

駱駝、象や石馬の表現と同じく、貔貅の頭の上のとがったすこしずんぐりした様子を
どんぐりの形をイメージして表現したものかと思いました。
「貔貅(ひきゅう)」は、中国の伝説上の猛獣で、
財運の象徴とされていて、現在でも風水などで瑞獣として人気があります。

ネットで売られている貔貅(ひきゅう)の像
どんぐりした感じ」かな?
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