巣夫の椎
2008 / 10 / 21 ( Tue )
「御伽草子」は室町時代から江戸初期にかけて作られた短編物語で、
中には、昔話で知られている「一寸法師」「浦島太郎」などもみられます。

その「御伽草子」の中のお話のひとつ「浜出草紙」の中に、
「巣夫の椎」という言葉がでてきました。
椎の実のことだと思うのですが、詳しくはわかりません。
誰か、ご存知の方がいらしたら教えてください。


岩波文庫「御伽草子」の文とその略注

・・・略
蓬莱の山の上には、李夫人が橘、巣夫の椎、かかくが柚、とうなんせいの栗とかや、
みないろいろなりつれて、その味はひはしゆみをなす。・・・略

略注
李夫人:漢の武帝の夫人。蜜柑の一種に李夫人というのがある。(有朋堂文庫注)
けんぽの梨:玄圃(中国の仙山)の梨。くろうめもどき科植物、けんぽなし(枳?)の実。
巣夫の椎:底本「さうふのしゐ」。巣夫(ソウホとも)は、中国、尭の代の隠者。樹上に住んだという。
かかくが柚:底本「かゝくるゆ」、諸本による。未詳。「ゆ」は柚・ゆずであろう。
とうなんせい:東南西か。幸若舞曲には「とうがんせい」ともある。
しゆみ:「じゅみ」で乳味(五味の一、甘味をいう)か。



蓬莱の山の上に実る木の実を並べて挙げているので、
「巣夫の椎(しひ)」も、なにか(椎?)の木の実のことだと思いますが
なぜ、「巣夫の」がつくのかなど詳しくはわかりません。

「巣夫」は、略注にもありますが、中国、尭の代の隠者で、
日本では、許由巣父(きょゆうそうほ)の故事(ネットの辞書でもでてきます)が有名で、
書画の題材(画題)として描かれたものが残されています。
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