「平家物語」の中のどんぐりの木
2009 / 09 / 11 ( Fri )
平家物語の中には、カシワ、シイ、ナラがでてきます。

<カシワ>
連銭葦毛の馬に、柏木に耳づくうッたる黄覆輪の鞍をつけて

柏の木にミミズクがとまっている文様を金銀などで作って打ち付けた鞍をつけて
というような意味で、足利忠綱の姿をえがいた中の一部です。


<シイ>
源頼政の鵺(ヌエ)退治のお話の前に、
老齢になって和歌で出世したエピソードが紹介されています。
その中の歌にシイがでてきます。

・人知れず 大内山の やまもりは 木かくれてのみ 月をみるかな

・のぼるべき たよりなき身は 木のもとに しゐを拾いて 世をわたるかな


・大内山の山守がいつも木の陰に隠れて、人知れず月をみるように
大内の守護で、昇殿を許されない(月は帝のこと)自分にかけたこの歌のために、
昇殿がゆるされ、正四位下になってしばらくいましたが、
・木の上にのぼるべき便宜のない我が身は、
 やもをえず木の下に落ちている椎の実を拾って世をすごしていることだ。
という椎と四位をかけた歌で、源頼政は三位になりました。
この歌は他の本によく引用されていてよく見かけるような気がします。

<ナラ>
庭に散りしく楢の葉をふみならしてきこえければ、・・・省略・・・
・岩根ふみ たれかはとはん ならの葉の そよぐはしかの わたるなりけり


庭に散り積もった楢の葉を踏みならしてくる音が聞こえたので
(見させると牡鹿が通るのであったと知って読んだ歌)
辺鄙な山間の岩を踏んで誰が訪ねて来よう、楢の葉が音をたてたのは、鹿が通るのだった。
というような意味です。
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