どんぐりに関する漢字2
2007 / 06 / 15 ( Fri )
私のパソコンでは「くぬぎ」を漢字に変換すると
「椚」「橡」の2つの漢字がでてきます。

「橡」は「くぬぎ」のほか、くぬぎの古名の「つるばみ」、
他の木の「トチ」(トチノキ)とも読み、
(トチの実はどんぐりと同じように昔から人に食べられてきました。
いまでも田舎にいくとトチ餅などが作られています。)
混同しやすいので、使われることは少ないように感じます。
そのため、一般でよく使われるクヌギの漢字は、
昨日の日記で紹介した「檪(櫟)」か「椚」が多いように思います。

漢字源 改訂第4版 学習研究社によると、
椚(クヌギ)は「木+門」で、
クヌギは、古くは「くのき」ともいい、門が家のうちそとを区別することから、
「区の木」に当てた日本製の漢字だそうです。

「区の木」ということでくぬぎの木をみると、

クヌギは古くから人に木、葉、実(どんぐり)などあらゆるところが利用されてきて、
里山、人と獣の住む境界地によく植えられていた「区の木」ですね。
今は、手入れされた里山が少なくなり、獣が人里に現れることが多くなりましたが・・・

以前の日記で紹介した、京都の野宮神社にある、
くぬぎの木で作られた古い形式の黒木の鳥居(黒木鳥居)も、
俗世と神域を区切る「区の木」です。

水戸の御老公(水戸黄門)の隠居地である、「西山荘」には、
くぬぎ門」というくぬぎの木で作られた門があります。
ここからは、なんびとたりとも馬や駕籠を降りて徒歩で歩いたそうです。
黄門さまは、「区の木」のことを知っていてこの門を作ったのでしょうか?
とても粋な感じがします。

同じ水戸にある、日本三名園の一つに数えられる「偕楽園」にも
(三名園の他の2つは岡山市の「後楽園」や金沢市の「兼六園」)
くぬぎ門」という名の門があります。
いろいろなところにある「くぬぎ門」という門は、
「区の木」ということで名付けられたのかもしれませんね。
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