FC2ブログ
オークと楢(ナラ)と樫(カシ)
2007 / 06 / 27 ( Wed )
オークと楢と樫

オークというと、英語でコナラ属のどんぐりの木のことで、
辞書では「oak(オーク)」は、
「ブナ科コナラ属の総称;常緑樹カシの類も含む」とあります。

日本では、コナラ属の落葉するどんぐりの木の
コナラ、ミズナラ、ナラガシワなどを「楢(ナラ)」、
常緑のどんぐりの木を「樫(カシ)」と呼んでいます。

「オーク」は、すこし前までは、すべて「樫」と訳されることが多かったですが、
ヨーロッパやアメリカなどの本などにでてくるオークの木は、
落葉するオークの木(ヨーロッパナラ、ホワイトオーク、レッドオークなど)
が多く、「楢」と訳されるべきものが多いのです。

最近では、「楢」とちゃんと訳されている本が多くなり、
葉の形が似ているからでしょうか?
同じ落葉するオークの木「カシワ」と訳されているものもときどき見かけます。
でも「オーク」という名がある程度知られるようになった今では、
「オーク(の木)」と訳すのがいちばんよいのかもしれません。

なぜ、昔、間違った訳が氾濫していたの?かはよくわかっていないみたいですが、

日本では「楢」は(木材として)あまり役にたたない木とされていて、
一方、「樫」は建材や船材、器具材など用途が多く、
ヨーロッパで盛んに木材として利用されている「オーク」を、
辞書を作った日本の翻訳者が役に立つ「樫」の木に違いない
思い込んでしまったということを書いてあるサイトを見たことがあります。

(日本で「楢」は木材以外の用途ではあますところなく利用されてきて、
実際には、木材としても「ミズナラ」などは非常に良いもので、
そのことに日本人より先に気がついた欧米人が明治時代には
さかんに日本からヨーロッパに大量に安く輸入して
家具などの製作をしたそうです。)

昔の本や辞書で「oak(オーク)」の訳がどうなっていたのか
時代を追って調べてみるとなにかわかるかもしれません。

あくまで、私の想像ですが、
最初に、古くから伝わっていた聖書に書かれている、
常緑のオークの木(セイチガシなど)を「樫」と正しく訳したのですが、
それから、「oak=樫」という訳が定着してしまい
落葉するオークの木にも「樫」という訳が
使われるようになってしまったのでは?

今でも、ときどきホワートオークなどの落葉するオークの木で作った
樽で熟成したお酒を「樫樽で熟成した酒」などとする
誤まった説明文を見かけることがあります。
そのいっぽう、逆に「樫」と訳すべき常緑のオークの木を、
「楢」と逆に間違えるているものもたまに見かけるようになっています。

追記
スポンサーサイト



テーマ:日記 - ジャンル:日記

23 : 59 : 59 | どんぐり雑記 | コメント(0) | page top↑
<<いきなり!黄金伝説 無人島で0円生活!! | ホーム | 森の大工の家作り~キツツキ~>>
コメント
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

| ホーム |