どんぐりの木の学名
2007 / 09 / 29 ( Sat )
植物の学名について本を読んで少しだけお勉強してみました。
どんぐりの木の簡単な<例>でお勉強したことをまとめました。

<例>ウラジロガシ(Quercus salicina Bl.)
図鑑にはよくこのように書かれています(Bl.はよく省略されています)

この場合、「ウラジロガシ」は「種和名」で、
Quercus salicina Bl.」が「学名」になります。

「学名」はラテン語で書かれていてその中身はどうなっているかというと、

Quercus」が「属名」でコナラ属になります。
「Quercus」の意味は、コナラ属の一種につけられたラテン古名からで
その語源は、ケルト語の quer(良質の)+ cuez(材木)からだそうです。

salicina」が「種小名」で、
「salicinus」=「ヤナギのような」という意味です。
「種小名」は特長を表わす形容詞が多いです。

Bl.」が「命名者名」となります(命名者名はよく省略されます)
「Bl.」(.で省略せずにBlumeともよく書かれます)は、
ブルーメ(C.L. von Blume)という人名の略で、
ブルーメは、ドイツ生まれの医学博士で、オランダで大学の教授から、
ジャワで植物園の園長などをして、東南アジアの植物を研究した人で、
19世紀前半に最も多くの日本の植物に学名を与えた一人です。
日本のどんぐりの木(ブナ科)を、ウラジロガシのほか、ミズナラ、
ナラガシワ、アベマキ、ツクバネガシ、イチイガシ、シラカシ、ブナなど
一番たくさん命名した人です。
ミズナラ(Quercus crispula Blume)
ナラガシワ(Quercus aliena Blume)
アベマキ(Quercus variabilis Blume)
ツクバネガシ(Quercus sessilifolia Blume)
イチイガシ(Quercus gilva Blume)
シラカシ(Quercus myrsinaefolia Blume)
ブナ(Fagus crenata Blume)

変種、亜種、雑種などの学名は、

変種:var.(varietas)の後に変種の種小名が書かれます。
<例>アラカシ(Quercus glauca Thunb. )の変種
アマミアラカシ(Quercus glauca var. amamiana Hatusima
「amamiana」が変種の種小名、「Hatusima」が変種の命名者になります。

亜種:ssp. or subsp(subspecies)の後に亜種の種小名が書かれます。
<例>スダジイ(Castanopsis sieboldii Hatusima ex Yamazaki et Mashiba)の亜種
オキナワジイ(Castanopsis sieboldii subsp. lutchuensis H.Ohba)
「lutchuensis」が亜種の種小名になります。

品種:f.(forma)の後に品種の種小名が書かれます。
斑入りなど些細な変異に用いられます。
<例>ウバメガシ(Quercus phillyraeoides A.Gray)の品種
チリメンガシ(ウバメガシの縮緬葉のもの)(Quercus phillyraeoides f. crispa
「crispa」が品種の種小名になります。

天然交配種(雑種):×(クロス)の後に天然交配種の種小名が書かれます。
<例>ツクバネガシ(Quercus sessilifolia Blume)と
アカガシ(Quercus acuta Thunb. ex Murray)の雑種
オオツクバネガシ(Quercus sessilifolia x takaoyamensis Makino)
「takaoyamensis」が天然交配種(雑種)の種小名になります。

おおまかにはこんな感じだと思います(間違っていたらごめんなさい)
細かい事項はかなりはしょっています。
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