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どんぐりとは?1
2007 / 11 / 15 ( Thu )
ちいさな森のどんぐり屋さんのHPでも、あやふやに書いていますが、
Fagaceae科(ブナ科)植物の実ということははっきりしていますが、
ブナ科のどの属の実のことをいうのかは、あまりはっきりしていません。

「どんぐり」とは日本での俗称(通称)なので、
生物学の本でも「どんぐり」がブナ科のどの属の実のことをいうのかは、
いろいろとわかれているそうです。
俗称ですので、人それぞれでもよいのでしょうが、
外国のどんぐりの木のことを調べていて、すこし気になったので調べてみました。
(ここでは、とくにこだわらずブナ科の植物について書いています。)

国語辞典をいくつか見てみると、
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カシ類・コナラ・クヌギなどのブナ科ナラ属の果実の俗称。
楕円形または卵円形の堅果で、その下部が椀形または皿形の殻斗で包まれる。
クヌギの実をいうことが多い。
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クヌギ・カシワ・コナラ・カシなどのブナ科植物の実。
球形や卵形で堅く、下方を殻斗(かくと)が包む。
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「Quercus属((コ)ナラ属)の果実の俗称」とかかれているものと、
「・・・などのFagaceae科(ブナ科)植物の実」と
少しぼかしてかかれているものがあります。

Quercus(コナラ属)の実を「どんぐり」というのは間違いないのですが、
他のブナ科の実は「どんぐり」ではないのでしょうか?


ブナ科(Fagaceae科)は以下の7属に分けられていて
・Quercus(コナラ属)
・Lithocarpus(マテバシイ属)
・Castanopsis(シイ属)
・Castanea(クリ属)
・Fagus(ブナ属)
・Trigonobalanus(カクミガシ属)
・Chrysolepis(トゲガシ属)
(他の分類をされる場合もあります、詳細は次の記事に書きます)

日本には、以下の5属の植物が自生しています。
Quercus(コナラ属)、Lithocarpus(マテバシイ属)
Castanopsis(シイ属)、Castanea(クリ属)、Fagus(ブナ属)


次の「どんぐりとは」へ続く

<おまけ>
Trigonobalanus(カクミガシ属)とChrysolepis(トゲガシ属)は、
日本では見られません。
該当する植物がそれぞれ3つと2つというとても小さな属です。
果実はどんぐりというよりは、
どちらかというと、シイやブナ、クリになど似ています。

Trigonobalanus(カクミガシ属)はアジアに2つ、南米北部に1つあります。
・Trigonobalanus doichangensis 雲南からタイ北部に分布
・Trigonobalanus verticillata インドネシア、マレー半島に分布
・Trigonobalanus excelsa コロンビア固有
常緑樹で、マテバシイのように花柱にたくさん実をつけます。
1つの殻斗に3~数個の実が入っていて、
実の形は三角形でどんぐりというよりはブナの実にすこし似ています。

Chrysolepis(トゲガシ属)は、
アメリカ合衆国の西部に固有の2つの植物のグループで
・Chrysolepis chrysophylla(Golden Chinquapin、Giant Chinquapin)、
・Chrysolepis sempervirens(Bush Chinquapin)
栗のイガを小さくしたようなトゲトゲの殻斗で中に通常3つの実が入っています。
クリと違って、常緑で実が熟すのに2年かかります。
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