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シーボルトの日本植物誌
2007 / 11 / 21 ( Wed )
日本植物誌と、日本植物誌(本文覚書篇)
を図書館から借りてきて読んでみました。

シーボルトの「FLORA JAPONICA」(日本植物誌)は、
昨日の日記に書いた、「本草図譜」の数年後から出版されはじめたものですが、
図版などの絵の細密さではこちらが優れていると思います。

どんぐりの木では、シイとマテバシイが載せられています。
有用であると思われる植物を優先したため、
日本で当時、実が食べられていた、シイとマテバシイが選ばれたのだと思います。

日本植物誌<本文覚書篇>によると
シーボルトは、たくさんのナラやカシの類と、
いっしょにシイをヨーロッパに持ち込んだそうで、
日本でクリの実を長く保存しておく方法を参考に、
粘土をいっぱい詰めた箱にどんぐりを入れてオランダに送ったそうです。
ライデンの植物園には、その木の子孫がまだ生き残っているのかな?

・シイの学名は、Quercus cuspidata
(現在では:ツブラジイは:Castanopsis cuspidata、スダジイは:
Castanopsis sieboldiiで、日本植物誌では両者は区別されていないそうです。)
・マテバシイの学名は、Quercus glabre(現在では:Lithocarpus edulis)
となっています。
ヨーロッパには、シイ属やマテバシイ属の木が自生していないこともあり、
昔は、シイやマテバシイもQuercus(コナラ属)とされていたのかな?
スダジイの現在の学名の種小名は、「sieboldii」で、
牧野富太郎博士によってシーボルトに献名されたものだそうです。
日本の、クリ(Castanea crenata Sieb. et Zucc.)の学名にも、
命名者として名(Sieb.)が残っています。

「FLORA JAPONICA」(日本植物誌)は、
京都大学電子図書館の貴重資料画像の「京都大学所蔵資料でみる博物学の時代」
ページで、図版と本文を見ることができます。
(マテバシイの図版は図版P89です。)
図版は福岡県立図書館のHPのデジタルライブラリなどで見ることもできます。
「FAUNA JAPONICA」(日本動物誌)も見られます。
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